統合失調症の基礎知識
消耗期から回復期
世界が破滅するといった妄想や、誰かが自分を見張っているといった被害妄想、操る声が聞こえるといった幻聴は、患者の心身を疲れさせ、無気力にさせます。このような時期を、消耗期といい、消耗機は考える事も疲れてしまい、幻覚や妄想もおさまって、次第に混乱が落ち着き始めます。
ただし、急性期という、非常に消耗しやすい時期の後なので、非常に疲れやすく、気力がわかず、集中力がなくなる症状が現れ、無感情で、引きこもりやすく、気分がすぐに落ち込んでしまう陰性症状のような症状が、現われてしまいます。消耗期は、回復期へと進行していく大切な時期で、刺激を与えない事が大切です。しかし、脳内は不安定な状態が続き、些細な刺激で急性期に戻ってしまうため、注意が必要です。
専門的な治療を受けながら、十分な睡眠と、規則正しい生活を送り、脳の機能が安定するのをじっくり待ちます。その為にも、家族が落ち着いて対応することが重要です。 回復期に入ると、症状が治まって安らぎを感じるようになります。また、少しづつ、社会生活を行えるようになり、家事の手伝いや、散歩などを行うようになるなどの行動範囲が広がっていきます。
会話も少しずつ行えるようになり、ゆとりを感じられるようになってきます。回復期は、早く社会復帰しようと焦ることもありますが、以前はできた事ができなくなったり、不安や緊張もしやすいです。回復期の過ごし方で、完全に回復することもあれば、障害を残してしまう場合もあり、あせらないことが大切です。
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