統合失調症の基礎知識
精神分裂症との違い
精神分裂病とは、統合失調症と同じです。以前は、精神分裂病というのが一般的でしたが、偏見や差別意識が強いという事で、悪いイメージを排除する為に、名前を統合失調症と変更しました。精神障害で、精神病と言われるのは、脳内の情報伝達がうまく行われない統合失調症と躁鬱病です。以前は、精神病理学では精神病と神経症の違いは、現実認識能力の異常があるかどうかでした。
神経症といった非精神病は、現実の認識能力は普通の人と同じようにあり、意思疎通も図ることができますが、精神病と言われる統合失調症の場合、現実と想像を区別する能力が異常をきたし、区別が出来なくなってしまいます。現実との区別がうまくいかず、幻覚や妄想の症状が強く、意思疎通が出来なくなったり、現実として物事を受け入れることが出来なくなってしまいます。
誰にでも、思い込みや誤った解釈をする事はありますが、論理的に話すことで間違いに気付く事が、普通の人は出来ます。しかし、統合失調症は妄想が酷い為、具体的な証拠や論理的な話し合いを行っていても、信念を変えることがありません。統合失調症の有病率は、100人に1人で、珍しい病気ではありません。
精神分裂病は、いったん発病すると二度と治らないと解釈されていましたが、統合失調症といいかえられ薬物治療の進歩や、心理療法が発達した現在は、不治の病とは認識されていません。
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